ターミナルステージの判定基準をわかりやすく解説

ターミナルステージは、大きく前期・中期・後期に分けられるもので、それぞれの段階では、おおよそ余命があとどれ位なのかによって分かれています。

「ターミナル前期」では、おおよそ余命半年〜数ヶ月という段階です。
「ターミナルステージとは」で、エリザベス・キューブラー・ロス氏の研究した5段階のプロセスのうち、「否認」「怒り」の段階であると考えられます。
終末期を迎えた患者さんは、突然、終末期の宣告を受けるかもしれませんし、それまで治療を行っていたけれども、治癒が難しいことがわかる場合もあると思います。
いずれの場合にも、死を受け入れることは容易ではありません。
このような状態にあっては、患者さんが怒りの感情を露わにすることも無理はないかと思います。
家族など周りの人は、こういった姿を受け入れるのはなかなか難しいかと思いますが、一番大変なのは患者さんだということを理解する努力が必要かと思います。

そして、次の段階は「ターミナル中期」です。
時期的にいうと、余命数週間の頃となります。
5段階のプロセスでいうと、「取引」という段階が終わり、「抑うつ」の状態に入っていると考えられます。
死から逃れられるのなら悪い行いはしないから…と思ったりしたものの、結局は死から逃れられないという事実から、気分が落ち込んだり食欲がなくなったり、身体の疲労感や頭痛などの身体症状が出てきたりします。
こういった時期は、見ている周りのご家族も非常に辛い時期かと思います。
少しでも食事を摂って元気になって欲しいと思うご家族の気持ちは痛いほど分かりますが、患者さんにとってはそれが煩わしく感じられることもあるような時期かと思います。患者さんが食べたいという気持ちになったら、という感じで見守ってあげると良いかと思います。

そして最後の段階である「ターミナル後期」ですが、時期的には余命数週間〜死の直前です。この頃には、5段階のプロセスでいうと、患者さんは死を「受容」する段階に入っているということになるでしょう。
患者さんの状態は、病床で寝て過ごすことが多い状態になっており、呼びかけへの反応がなかったりすることも多くなります。
言葉を発することも少なくなってくるかと思いますが、周りの方からの呼びかけや、スキンシップ等で患者さんと寄り添ってあげることで、患者さんは何かを感じ取ってくれることと思います。





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