食事をすることが負担になる

ターミナルケア期の身体機能の低下は、食事に関する部分にも大きく影響してきます。

食欲不振、嘔吐、味覚障害や口のかわきといった症状から、一人で食事をする事もなかなか難しくなってきます。

食事を楽しみたくても、現実にそれをきちんと食べることが出来ない自分。やはり自分の能力が極端に下がってきているという事を自覚してしまうのでしょう。食事の時間自体、憂鬱なものへと変貌してしまいます。またご家族のみなさんが無理に食事を薦めるのも患者さんにとっては大変負担を感じてしまいます。

具体的な食事のサポート

まず患者さんが通常の身体ではないので、食事に関する身体的な問題をきちんと考えてあげる事です。そして食事そのものを楽しませてあげることでが重要になってきます。その為の最も具体的な方法としては「食べやすい食事を用意する事」これが一番かと思います。

ターミナル期は消化機能、吸収機能が大変低下しています。風邪を引いたときなら癌の患者さんでなくてもおかゆなどを食べると思います。これと同じ理由で、肉料理、魚料理であっても、よく煮込んでやわらかくなったものを用意し、サイズも一口で食べられるようなものに工夫することで、患者さんの負担を軽減することができます。

もちろん、そのままおかゆも良いですし、ゼリー、プリンといった飲み込みやすいデザートもこの時期の食事に適しています。

また決まった時間に必ず食べないといけないという食生活にはしないで、食べたいときに食べる、とといった具合に気楽に考えてあげることも、食事の援助をするうえで大切なことになってきます。

当然食事の回数も減ってくるのが当たり前になってきます。少量でもしっかりと栄養価のあるものを用意するようにしてください。味覚障害もありますから、患者さんがおいしくないと感じたらすぐに、食材や味付けを変えて出してあげましょう。





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