ターミナルケアの食事について

ターミナルケアの食事において、患者さんの様子はどのような感じなのでしょうか。
この頃になると、食欲があまりあるとは言えません。
これは、消化や吸収といった能力が落ちてしまうためです。また、吐き気を催すこともあるでしょう。

私の叔父が、やはりこのような状態であった時に、周りの家族やお見舞いに来た人は、食べ物を食べれば元気が出る、と思い込んでおり、しきりに食べ物をすすめていました。最初の頃は、叔父も頑張って食べるようにしていたのですが、しまいには面倒に思えたのか、周りの人のすすめで食べ物を口にすることは少なくなり、寝ていることが多くなりました。(実際の山中の体験談です)

偏見であるかも知れませんが、田舎の人は人が良いので、私が田舎に遊びに行った時にも、家で採れた野菜や果物をしょっちゅうすすめられます。
しかし、叔父が入院していた時にもその調子で食べ物をすすめていたので、東京から行った私には、何だかかわいそうに思えました。
本人が何か食べたいと思った時に、食べたい物を食べれることが、ターミナルケアの食事にはもっとも必要なことだと思います。
ターミナルケアの食事で心掛けたいのは、食べやすい、飲み込みやすい食事だと思います。

ご自分が風邪を引いて熱があったりした時に、おかゆやゼリー、りんごをすりおろしたもの等々、のどごしの良いものを口にしたいと思うでしょう。
そのような感じを心掛けると良いと思います。
また、消化吸収が弱まっているので、消化の良いものを用意することも大事だと思います。最近では、食べやすかったり飲み込みやすい工夫がなされているものもありますので、そういったものを利用するのも良いと思います。
とにかく、患者さんによって、食事の時間=楽しい、と思えるようにしてあげると良いと思います。





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