ターミナルケアの費用について

ターミナルケアとは終末期医療のことをいい、がんなどの積極的な治療を行っても回復の見込みがなく、残された時間を大切に生きるために、痛みを取り除いたり精神的なケアを行うことをいいます。
終末期の医療費は高額になるのでは、と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、健康保険が適用になりますし、先進医療を行ったり延命治療を施すわけではなく、痛みを取り除く緩和ケアが中心となりますので、医療費が高額になることはありません。ターミナルケアで入院するとしたら、病院内にあるホスピス(緩和ケア)病棟が最も多く、その他には病院から独立したホスピスもあります。

入院した時の医療費ですが、
70歳以上の方が入院した場合、1ヶ月あたり窓口で支払う限度額は、
◎現役並みに所得のある方(月収28万円以上など、3割負担)は、80,100円+(医療費-267,000円)×1%、
◎一般の方ですと、44,400円、
◎住民税非課税世帯では、総所得金額が0円の方は、15,000円、それ以外の方は、24,600円です。

70歳未満の方が1ヶ月あたり窓口で支払う限度額は、平成27年1月1日より、
◎年収約1,160万円〜の方は、252,600円+(医療費-842,000円)×1%、
◎年収約770〜約1,160万円の方は、167,400円+(医療費-558,000円)×1%、
◎年収約370〜約770万円の方は、80,100円+(医療費-267,000円)×1%、
◎〜年収約370万円の方は、57,600円
◎住民税非課税の方は、35,400円となります。

ただし、このように窓口で支払う額を少なくするには、あらかじめ「限度額認定証」を病院に提示する必要があります。
これは、国民健康保険に加入されている方は市区町村へ、社会保険の方は職場を通じて申請することになります。
70歳以上の方は、自動的に窓口負担が少なくなりますが、住民税が非課税の方は、低所得の認定を受けるために、申請が必要です。

それに加えて、食事代が1食につき260円掛かります。ただし、これは入院日数や所得の区分により、負担が軽くなる場合もあります。
次に、ターミナルケアでホスピス(緩和ケア)病棟に入院した場合の費用として、差額ベッド代が掛かります。
これは有料個室を利用した場合にのみ掛かります。病院により金額は大きく異なります。

例えば、1日5,000円の有料個室に1ヶ月入院した場合には、5,000円×30日=150,000円もの差額ベッド代が掛かります。
患者さんが希望して有料個室に入った場合はよいのですが、病院の都合で有料個室に入ることになったのであれば、差額ベッド代を支払う必要がなくなる場合もあります。詳しくは、国民健康保険に加入されている方は市区町村の国民健康保険の課へ、社会保険に加入している方は、社会保険事務所に問い合わせてみると良いでしょう。

その他、おむつ代や、寝巻き・タオルの貸し出し費用、有料のテレビの場合にはテレビカード代、病棟内で洗濯する場合にはコインランドリーの使用料などが必要になってきます。





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