ホスピスケアと末期癌について その2

末期癌になってしまった場合、癌があちこちに転移してしまい、 治療を施すのが難しくなってしまいます。

そういった場合には、終末期医療として、 癌を治療したり延命治療を施すのではなく、 痛みと闘う患者さんの苦痛を和らげ、 残された余生を大切に過ごす方法がとられます。

こういった場合、ホスピスのある病院に入ることもできますし、 在宅でホスピス 末期癌の治療を受けることも可能です。

多くの方は、自分が末期癌で終末期医療を受けなければいけなくなったら、 なるべく家族と過ごしたいというのが本音ではないでしょうか。

しかし、その一方で、 家族にいろいろと迷惑を掛けてしまうのではないかと思う気持ちもあるかと思います。

また、家族の立場としては、 急に容体が悪くなってしまったら対応できないとか、 自分たちだけでは患者さんの世話をするのは大変なのではないかと思われることでしょう。

在宅ホスピスでも、医師が自宅まで往診してくれますし、 患者さんの苦痛を取り除く緩和ケアは病院にいるのと変わりなく受けることが可能です。 また、看護婦による出張介護も、医師の証明があれば受けることができます。

一般の病院によっては、ホスピスケアに関しての認識が薄い場合もあり、 末期癌であったとしても抗がん剤治療を勧められたり、 延命治療を受けることになる場合もあります。

末期癌であることを本人に告知するとショックを受け、 生きる希望を失くしてしまうのではないかと思われるかもしれません。

しかし、告知されないまま、治る見込みがほとんどないにも関わらず、 本人は治る見込みがあるのではないかと思って、 苦痛を伴う抗がん剤治療を行ったりすることは、 短い余生を苦しんだまま過ごすことになってしまいます。

末期癌と告知されてしばらくは、それを受け入れることが難しいですが、 次第にそれを受け入れ、不必要に苦痛を伴う治療を行うのではなく、 痛み止めをうまく使うことで、苦しまずに最後を迎えられたというメリットの方が大きいのではないでしょうか。

もし、ご家族が末期癌であると診断された場合には、 入院であっても在宅であっても、 ホスピスケアをしっかりしてくれる病院を選ぶことが大事ではないでしょうか。





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